予防歯科/PMTC
お口の健康状態に合わせた予防歯科プログラムをご提案
予防歯科では、患者様がよりお口の中を健康に保てるように、お一人お一人に合わせた予防歯科のプログラムをご提案させていただきます。
歯ぐきの状態や食生活などを把握し、患者様にぴったりのプログラムで予防を進めることでより健康なお口へと導けます。
将来のお口の健康をサポート
人生100年時代といわれる中、現在だけではなく将来のお口の健康を保つことが大切です。
できるだけ多くの健康な歯を残し、お口の中はもちろん身体も健康でいられるように予防歯科ではサポートいたします。
歯科衛生士によるプロフェッショナルケア
国家資格を保持した歯科衛生士による、PMTC(歯石除去・歯面研磨)により患者様のお口の中を清潔に保ちます。
患者様に合わせたセルフケア指導
お口の健康を保つためには、歯医者での「プロフェッショナルケア」に加えて、ご自宅で行う歯磨きによる「セルフケア」が重要です。
そのため当院では、患者様の歯並びや歯ぐきの状態に合わせて適切なセルフケアを指導しております。適切なセルフケアを身に付けて、お口の健康状態を一気に引き上げていきましょう。
予防歯科/PMTCとは?
歯科医院で歯科衛生士が行う徹底した歯のクリーニングをPMTCと呼びます。
PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningを略称したもので、「歯石除去・歯面研磨」という意味です。
専用の機器とフッ化物入りの研磨剤を使用して、歯垢・歯石を除去します。
むし歯や歯周病を予防するためには、毎日の歯磨きを徹底することが基本です。
しかし、どれだけ歯磨きが上手い方であっても、むし歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)を完璧に落としきることはできません。
そのため、普段の歯磨きで落としきれなかった歯垢や、歯磨きでは落とすことが困難な歯石は、定期的に歯科医院でクリーニングしてもらうことが大切です。
定期的に歯科医院に通院することで、むし歯や歯周病にかかるリスクを低減し、本当の意味で歯を守ることができるのです。
これからの時代、歯科医院は「治療する場所」ではなく「予防する場所」へと意識を変えて、歯の健康を守りましょう。
PMTCで除去できる3つの汚れ
1.歯垢(プラーク)
歯垢とは、歯の表面に付着する白くて粘り気のある細菌の塊です。
歯に残った食べかすの中で細菌が繁殖したもので、プラーク1mgのなかには、およそ300種類1億個もの細菌が存在しています。その中には、むし歯や歯周病の原因となる細菌もおり、うがいでは落としきることはできません。
2.歯石
唾液に含まれるリン酸やカルシウムが歯垢(プラーク)沈着して、石のように硬くなったものを「歯石」と呼びます。
歯垢を歯磨きで取り除けないと、2週間ほどで歯石に変化します。
歯石が付着した歯の表面は舌で触るとザラザラとし、さらに歯垢や歯石が付きやすい環境になるのです。
歯ぐきの上に付着する白っぽい歯石は「歯肉縁上歯石」、歯ぐきの下に付着した黒褐色の歯石を「歯肉縁下歯石」と呼び、特に後者は歯周病を予防するためにしっかり除去することが大切とわかっています。
3.バイオフィルム
細菌が集まり、塊になった保護膜のようなものをバイオフィルムと呼びます。
歯垢(プラーク)もバイオフィルムの1つです。バイオフィルムは、うがいやデンタルリンスを使用したセルフケアでは落としきることが困難です。
バイオフィルムを除去するためには、歯科医院で機械的な歯のクリーニングを受けましょう。
予防歯科/PMTCの流れ
精密検査・治療計画
精密検査では、視診、歯ぐきの検査やレントゲン撮影を行い、顎の骨や歯ぐきの健康状態を把握します。
歯ぐきの検査では、歯周病の有無や進行状況を歯ぐきの腫れや出血、歯の揺れにより確認します。
また、視診やレントゲンの画像を基に、歯石や歯垢がどこに付着しているかを把握して、患者様にぴったりの治療計画を立案・ご提案します。
歯石除去
スケーラーと呼ばれる専用の器具や機器を用いて、歯垢と歯石を除去していきます。
歯肉縁上歯石・歯肉縁下歯石ともに、徹底的に除去します。
着色除去
歯の表面に付着している着色を専用の機器で落とします。
歯面清掃
歯ぐきの下3mm程度までの歯の面を回転式器具とペーストを用いて清掃します。
ブラシやカップなどの清掃器具にフッ素配合のペーストを塗布して、歯の表面や歯の間をツルツルに磨きます。
フッ素塗布
フッ素塗布を行うことで、「歯質の強化」「むし歯菌の活動を抑制」「初期むし歯の治癒(再石灰化)」3つの効果を期待できます。
ブラッシング指導
歯科衛生士によるブラッシング指導(TBI)※、ホームケア方法の確認・注意点や今後の計画をご提案させていただきます。
※ブラッシング指導(TBI)とは
当院では、むし歯や歯周病の予防の基本となるブラッシング指導に力を入れています。
患者様の磨きにくい場所、磨き残しの部位などを歯科衛生士とご一緒に鏡を見て確認いただきます。歯並びの乱れや磨き癖により、磨きにくい部位は人それぞれですので、適切なブラッシング方法を身に付けていただき、健康なお口を保っていきましょう。
予防歯科/PMTC Q&A
予防歯科に通えばむし歯は無くなりますか?
予防歯科に通院いただくことで、むし歯になりにくいお口の環境に整えることが可能です。
当院では、歯のクリーニングやブラッシング指導をさせていただきます。
適切な歯の磨き方を身に付けていただき、普段の歯磨きで実践していただくことでむし歯を予防することができます。
PMTCは痛くありませんか?
歯ぐきの腫れや出血などの炎症がなければ、痛みがでることはほとんどありません。
歯ぐきに炎症が起きていれば、歯磨き中にも痛みを感じることがあります。
このようなケースは、PMTCで歯垢や歯石を除去する際も痛みがでます。しかし、その場合はお口の状態をお伝えし、痛みに配慮した施術いたしますのでご安心ください。
予防歯科は1回受ければ大丈夫ですか?
予防歯科は、1回だけでは十分な効果は得られません。
加齢による身体の変化や、ライフスタイルの変化にもお口の中は敏感に反応します。そのため、定期的に予防歯科に通院いただくことで、健康なお口の中を維持することができるのです。通院の間隔は患者様のお口の状態により異なりますので、定期検診の際にお伝えいたします。
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